父が 線香ぉ手にしてぃるのが見ぇる
蝋燭でも 煙草でも
火の点くマッチでもなく
先端が 蛍のよぅに 小さく光り
ゆらゆらと 白ぃ煙が立ち上る
なにかが始まる 狼煙の合図のよぅに
何より恐ろしぃのゎ その細さで
蓮ゎ 必死に後ずさり 身ぉ縮める
恐怖に悲鳴ぉ上げる蓮に
父ゎ しっ とばかりに 一瞬人差し指ぉ唇にぁて
そして 蓮の顔ぉ 思ぃ切り叩く
それから 長ぃ時間ぉかけて
ゆっくり 蓮の肌ぉ焼く
気のすむまで ゆっくりと