SM行為にぉける
面倒で遠回り まどろっこしぃ
手間の掛かる最たるものの一つに緊縛がぁるのゎ 間違ぃぁりません
その習得にゎ大変な労力 時間が必要で
粧ぃが素晴らしく見ぇる縄目でぁったとしても
肉体に這ぅ 装飾としての縄の役目でぁるなら
蓮の思ぅ… 焦がれる緊縛とゎ異なってぃると言ぇます
蓮の魂ぉ揺さぶり抉るよぅな父の責め縄ゎ
結果 美しく見ぇるだけデスので
(形代縄 10/17 巣鴨にて開催)
「仙吉、この狐を縛るんだからお前の帯をお貸し。そうして暴れないように二人で此奴の足を抑えて居ろ」
私は此の間見た草双紙の中の、旗本の若侍が仲間ちゅうげんと力を協わせて美人を掠奪する挿絵の事を想い泛かべながら、仙吉と一緒に友禅の裾模様の上から二本の脚をしっかりと抱きかゝえた。
其の間に信一は辛うじて光子を後手に縛り上げ、漸く縁側の欄干に括り着ける。
「栄ちゃん、此奴の帯を解いて猿轡さるぐつわを篏めておやり」
「よし来た」
と、私は早速光子の後に廻って鬱金うこん縮緬の扱帯しごきを解き、
結いたての唐人髷がこわれぬように襟足の長い頸すじへ手を挿し入れ、
しっとりと油にしめって居る髱たぼの下から耳を掠めて頤(おとがい)のあたりをぐる/\と二た廻り程巻きつけた上、力の限り引き絞ったから
縮緬はぐい/\と下脹しもぶくれのした頬の肉へ喰い入り、光子は金閣寺の雪姫のように身を悶えて苦しんで居る。
(谷崎潤一郎『少年』(青空文庫より))
『釘牢』同様
その儚さ、美しさよ
形代縄にゎ 緊縛嗜好の方に悦んで頂けるよぅな 古ぃ資料、貴重な資料ぉぉ持ちしてぃます
先日ゎ北斎の描ぃた駿河問とみられる挿絵ぉご覧頂きました
10/17ゎ風俗奇譚ぉぉ持ち致します
こちらにゎ 伊藤晴雨が昭和28年『風俗草紙』にて書き連ねた「晴雨流女體の縛り方十五種」がより現代文に近ぃ形で再掲されてぃます
(形代縄 10/17 巣鴨にて開催)
狂言や歌舞伎など
日本の伝統芸能の中でも かなり古ぃ時代から表現としてみられる古典的な責めが『棒縛り』デス
天秤棒ぉ担ぃだよぅに両腕ぉ伸ばした状態で 棒や竹に固定しまぅ縛りゎ
落語の台詞の中にも「貴様、棒縛りだ。」と出てくるほど
一般の方にも知られた責めと言ぇるでしょぅ
(形代縄 10/17 巣鴨にて開催)
もっとカジュアルなSM カジュアルな緊縛も在ると分かってぃます
そしてもちろんそぉぃったものが有ってもぃぃと思ってぃます
唯その源流にゎ
呑まれよぅものなら二度と這ぃ上がれぬ深みに愚かにも魅入られ
苦しく 切なく
それでもそこが居場所と
そんな人間も居るのだと知って頂けたらと
(形代縄 10/17 巣鴨にて開催)
背縄の辺りぉ解ぃてたかと思ぅと 徐に身体ぉ持ち上げられ
仰向けの姿勢から勢ぃよく回されそのまま俯せに床に落とされることがぁりますが
どぅ受身ぉ取ろぅと酷く顎下辺りぉ打ち付けることになります
最後まで心の線一本だけゎ残すよぅ訓練されてゎぃますが
そぉでなければ 鼻か頬骨ぉ折るでしょぅ
『両手をうしろに手早く回し、両手の親指と親指を三味線のような細いじょうぶなもので、指が食い込むほどに縛る。』
『それから、糸のあまりを、女ののどに引っかけて、また、女の小指に食い込むほど強く縛る。あるいは、小指にかけずに、手首にかけるのもよい。』
『親指は感覚を失い、指の先は紫色に変色して知覚を失う。』
(伊藤晴雨)
形代縄 10/17 巣鴨