晴雨流女の縛り方
- 2015年12月09日
- 女體の縛り方十五種(風俗草紙 昭和28年9月号より), 歴史的資料
蓮が 緊縛人形蓮として成し遂げたぃ幾つかのこと…
その重要な一つとして
かの伊藤晴雨が 昭和28年『風俗草紙』9月号に執筆掲載した「女體の縛り方十五種」
その十五種の縛りの再現がぁります
これゎ 時間が掛かってでも 必ず完成させたぃと思ってぃます
「女體の縛り方十五種」の記事にゎ 粗く描かれた挿絵と どのよぅに縛ったかの断片的な描写がぁるのﾃﾞｽが
その「女體の縛り方十五種」ゎ
晴雨が亡くなったのち 昭和36年の『風俗奇譚』4月号に
「晴雨流女の縛り方」とゆぅタイトルで 追悼記事として再掲されてもぃます
十五種の縛りぉ再現するにぁたってゎ
より現代文に近ぃ表現の『風俗奇譚』の記事ぉ参考としてぃます
晴雨が「早縄」と称してぃるものがぁりますが
各現存の捕縄術や また歴史的観点で実際捕り物に使ゎれたとゆぅよりも
本人が書き記してぃるよぅに
ぁくまで「晴雨流の早縄」と言ぇるものﾃﾞｽ
再現ゎ 晴雨の残した大まかな記述ぉ基に
蓮のパートナーでぁる古典緊縛継承緊縛師、春兜京が 独自の解釈ぉ加ぇた形で行なってぃます
鞭占
日本書紀にも記述が残る古代の占ぃの一つに 「琴占」とゆぅものがぁります
神降ろしする巫女が琴ぉ奏で
そして 神ががりした巫女のそのぉ告げの言葉で占ぅのだと言ぃます
以前の蓮ゎ 身体に残る一本鞭のその痕で
父に逢ぇる時期が大よそ分かりました
「鞭占」とでも言ぃましょうか
酷ぃ鞭痕がみるみる消ぇてゆくとき 思ぃがけず ほどなく父との時間が持てたのﾃﾞｽ
反対に さほど酷くもなぃよぅな鞭痕が 名残惜しぃよぅぃつまでも残るとき
しばらく 父に逢ぇなぃことがぁり
その痕ぉ愛で撫で過ごしたりもしました
以前… と言ぅのゎ
今ゎもぅ余りに酷く鞭打たれるので 肌がぇぐれたよぅに傷つき
出血の跡の瘡蓋が ひどく厚くなって
そぉぃったところゎ 一生消ぇなぃよぅな痕になってしまぅもので…
「鞭占」ゎ できなくなりました
牢問「石抱」
1742年に完成した公事方御定書(御定書百箇条)で「牢問」として認められてぃるものに
笞打、石抱、海老責、 この三つがぁります
その中の石抱(石抱き)とゎ ぃゎゆる 十露盤責めのことﾃﾞｽ
春兜京蓮が ショーLIVEで 十露盤責めぉ成り立たせられるのゎ
正座する蓮ぉ そのまま父ゎ軽々抱き上げ
十露盤まで運び
座らせることができるからで
十露盤のえげつなぃ尖り方や 座らせた後の責めそれ以前に
男一人の力で十露盤上に…
それが自然で
無理がなく美しくて
そこが何とも切なくて
蓮ゎ震ぇるのﾃﾞｽ
形代縄にて初ぉ手合せ
ご存じのよぅに 日頃蓮ゎ パートナーでぁる春兜京のことぉ「父」と呼んでぃます
人さまに対してぉ話しする際 それでゎ支障がぁると思ぇば「春兜京」と
但し 春兜京本人に呼び掛ける際ゎ 100％「父」と呼んでぃます
そしてこの一年くらいゎ 父ぉ 本名で呼ぶことも多くなってきました
父の下の名前で「○○○さん」 と
それゎ 父ぉ本名で呼んできた方々との交流が増ぇたからで
そぉぃった場合 先方がぉ話しし易ぃよぅ蓮もそれに合ゎせ ○○○さんと呼んでぃます
緊縛界の大家として知られる才勝先生も そんな方々のぉ一人で
先日、11/10開催の形代縄に ぉ久しぶりにご参加下さぃました
美しぃ女性ぉ伴なってのご参加でしたが
ぁぃにく 女性の体調が万全でなかったことぉ考慮され その方との縛りゎされなぃことに・・・
また 旧知の仲でぁる別の女性の為に と ぉ持ち下さった素敵な木製の滑車も
その女性のたまたまの不参加にぁたり 出番が見送られることになりかねなぃ状況ぉみて
蓮ゎ 父にそっと耳打ちし 快諾ぉ得
僭越ながら 才勝先生にぉ声掛けさせて頂きました
「ぉ役目不足だとゎ思ぃますが 蓮でよければ ぉ相手ぉ務めさせて頂きます」と
源流ぉ同じとするだけに
才勝先生の後手縛りの縄の運びゎ 父のものとよく似てぃました
(余談になりますが 才勝先生ゎ「うしろでしばり」と仰り 父ゎ「ごてしばり」と言ぃます)
胸の上縄の位置ゎ 父のものと寸分違ゎず
ただ下縄の位置が 普段父が掛ける場所よりも随分と下で
蓮ゎ「ぁぁこぉぃったところぉ通過させる縄筋もぁるのね…」と 考ぇたりしてぃました
実ゎ この後に続き
その時の縛りにつぃてや 蓮の気持ちなどぉ書ぃてぃたのﾃﾞｽが
先生の縛りに対して 蓮の表現や文章が余りに薄っぺらぃもののよぅに感じましたので
ここゎもぉ ぉ礼ぉ申し上げるのみにさせて頂くことにしました
才勝先生ぁりがとぅござぃました
また是非 形代縄にぉ越し頂ければと思ぃます
(才勝先生の許可ぉ頂きまして 以下、その際の画像ぉ公開してぃます)
(以下三枚の画像ゎ 才勝先生の手に寄るものﾃﾞｽ)
吊し責の少女
伊藤晴雨の責め絵で 印象的なものと言ぇば
古ぃ物語やぉ芝居の「責め場」ぉ切り取った美しぃ作品とともに
沢山遺した「吊り責め(吊し責め)」のものぉ上げる方も多ぃのでゎなぃでしょぅか
伊藤晴雨『吊し責の少女』
責め絵ぉ描く前 晴雨ゎ
実際に 女性ぉその形に縛り
また 時にそれぉ撮影させ ぉ写真に残すほどの念の入れよぅで
そのリアリティに拘り続けたと言ゎれてぃますが
さすがにこの『吊し責の少女』ゎ そぉもゆかなかったはずﾃﾞｽ
この絵ゎ 後ろ手に回しただけの両手首ぉ重ね
そこだけで吊り上げてぃるよぅに見ぇます
実ゎ似た構図で 同じよぅな吊り責めの晴雨の絵ぉ 蓮ゎ他にも見たことがぁります
(その内の二枚ゎ実物で拝見しました)
この吊り責めゎ ぃくらなんでも不可能だと確信してぃますが
足が地面から離れた途端 脱臼する肩
ほどなく血が滞る手首ぉそのままに
無慈悲に吊り上げてしまぇばこのよぅな有様にゎなるのでしょぅ
(この絵の縛りにゎ“赤ぃしごき”が使ゎれてぃるよぅﾃﾞｽ)
