狂れ人(たぶれびと)日記

縛られ　横たゎる蓮

両脚もそれぞれ　上肢、下肢ぉ　重ね束ねられ　そこに螺旋状に厳しく縄が充てられてぃます

蓮ぉ　気持ちよくさせるための縄でゎぁりませんので

とても厳しぃもので

しかも　その縄の力で　足ゎ開かれたままになり　けして　閉じられません

すぐそばにぃる父の顔ゎ　蓮からゎ　見ぇません

父が　カチリと　ライターの火ぉ点けるのが聞こぇます

煙草ぉ　吸ぅのね。。。

そしてまた　煙草の火で焼かれるのね。。。

蓮ゎそぉ思ぃ　身ぉ固くします

しかし父ゎ　何やら思ぃ直すと

たぶん　枕元に初めからぁったのでぁろぅマッチの箱ぉ　手にすると

蓮の　縛られ開かれた足の　真ん中に座り直し

取り出した　一本のマッチぉ擦り

火薬の匂ぃぉさせ　煙草に火ぉ点けると　一つ呼吸ぉします

それからなぜか　もぅ一本マッチぉ擦り

再び　火薬の匂ぃぉさせると

青ぃよぉな　赤ぃよぉな　火ぉ灯します

そしてぃきなり　燃ぇるマッチの先端ぉ

蓮の　柔らかく白ぃ内腿に押し当て　捩じ込むよぉに

そのぁまりの熱さに　蓮の身体ゎ　激しく仰け反り　ガクガクと痙攣します

滅多にゎ出さなぃ　叫び声ぉ上げたかもしれません

火薬の匂ぃがキツくなって　白く煙が上るのが　暗闇でもゎかります

マッチの火が消ぇた。。。

次のマッチが擦られる音がしてすぐ　内腿に押し当てられます

再び　仰け反る身体

間髪入れずに　次々次々　マッチに火ぉ点ける父

すべてのマッチぉ使ぃきるまで

きっと　父にも止められなぃのでしょぉ

蓮の痙攣ゎ　小刻みな震ぇになって　こちらも止まりません

「動くな動いたらあかん！」

「今度動いたらオメコに火の点いたマッチ突っ込むからな！」

蓮ゎ　ジッとして

肉が焼かれるのぉ覚ぇるのﾃﾞｽ　火薬の匂ぃとともに

釘牢【二】

鮮やかな淡萌黄色の着物の女が　小さく身ぉ屈め

固く　動かずに居るのゎ　釘牢

実際に見るそれゎ

ネット上で目にしてぃたものとゎ　まるで違ぅ印象で

戦慄すら覚ぇるほどの　圧倒的存在感ﾃﾞｽ

蓮が　よく使ぅ表現に　『小さな叫び声』とゆぅのが　ぁりますが

一見　とても静かな構図のこの絵に

まさに　それと同じものぉ　感じたのﾃﾞｽ

そして今回　展示されてぃたものの中に

この「釘牢」と　全く同じ構図の絵…

こちらも「釘牢」と並び　販売されてぃる関係で

これまでも　ネット上で自由に情報ぉ見ることのできた　「新年」　その絵もぁりました

「新年」ゎ　構図こそ同じなのﾃﾞｽが

女ゎ　枯色の着物ぉ纏ぃ

項垂れるその牢ゎ　土壁のよぉな造りに見ぇます

「釘牢」と「新年」

実ゎ　晴雨も他の作家と同じく

同じ構図で　ぉ着物の柄ぉ変ぇ　色付けぉ変ぇたりしたものぉ　別の名前(タイトル)で残してぃて

もちろん両作品も　そぉぃった類ぃの一つと　これまで認識してぃました

ところが　離れた壁に貼られてぃた　両作品ぉ　何度も何度も往復しながら　見比べてぃるぅち

蓮にゎ　大きな疑問が湧ぃてきたのﾃﾞｽ

「新年」も　実ゎ　「釘牢」でゎ　なぃのかと…

見比べれば見比べるほど　晴雨の「新年」の文字が「釘牢」に思ぇてしよぅがぁりません

ギャラリーの方ぉ捉まぇ　ぉ訊ねするも　もちろんゎかるゎけがぁりません

蓮ゎ　すぐさまギャラリーぉ出て

その前から　途有る場所に　電話ぉかけました

今回の展示に　晴雨の絵ぉ提供してぃるはずの　蓮も大好きなぁの有名古書店にﾃﾞｽ

蓮が

『Bunkamuraで展示中の伊藤晴雨の絵につぃてぉ訊ねしたぃことがぁる』　そぉ告げると

担当らしき方に　取り次ぃで下さぃました

(もしかしたら　店主の方かも知れません)

蓮ゎ　同じ構図のタイトルの違ぅ絵につぃて。。。　と　話し始めると

先方ゎ「晴雨は同じ構図、別のタイトルの絵を他にも残していて…」　と

蓮と同じよぉな事ぉ　ぉっしゃぃますので

「ぇぇ　存じ上げてぃます」

「ただ今回　実物ぉ初めて拝見して　晴雨の文字がどちらも「釘牢」に思ぇてならなぃのﾃﾞｽ」

「不勉強で　旧字体の知識ゎなぃのﾃﾞｽが…」

蓮が　ぁまりに熱心で　可哀想に思って下さったのか

「そうですか…　ちょっと待って頂いて…」と　何やら調べて下さってぃるのが　電話越しにもゎかります

もちろん実物ゎ　蓮が今ぃるBunkamuraにぁるゎけﾃﾞｽから

きっとＰＣ上のデータか何かで　確認して下さってるのかしら。。。そぉ思ってぃると

「ああ！これは！　釘牢だ！　新年は誤りだ　釘牢ですね！」

「いえ　もちろんもう少し再度検討すべきですが　私自身は釘牢だと思います！」

蓮ゎ　丁寧にぉ礼ぉ述べて　再びギャラリーに戻りました

二枚の「釘牢」

その絵ぉ　心に刻むために

釘牢【一】

渋谷の　BunkamuraGallaryで　行ゎれてぃる

『竹久夢二と伊藤晴雨　～大正ロマンへのノスタルジー～』に　伺ぃました

蓮のぉ目当てゎ　もちろん　伊藤晴雨なのﾃﾞｽが

ぁれだけの数の原画や版画ぉ　一度に拝見したのゎ　蓮にとって　初めてのことでした

その日ゎ　ぁと二か所ほど　訪ねるところがぁりましたので

晴雨のものだけぉ　じっくり見ることにしました

晴雨ゎ　縛りの覚書　とも言ぃますか

デッサンのよぉなものぉ　たくさん残してぃて

それら原画の　展示もぁり

線も薄く　走り書きのよぉなものまでぁるのﾃﾞｽが

それだけに　生々しささぇ感じます

ネット上でしか見たことのなぃ版画も　たくさん見ることができました

その中の一枚に　蓮ゎ足が止まり　吸ぃこまれそぅになったのﾃﾞｽ

不思議なことに　それゎ

それまで　蓮が見たぃと思ってぃた　晴雨の「吊責め」の数々のもでゎなく

牢中　項垂れ　顔ぉ伏せた女が　ぽつりとぃる…　とても静かな　構図のものﾃﾞｽ

女の居るその牢ゎ　釘牢

天井も低く　意地が悪ぃほど　とても小さく作られてぃます

釘牢の　その鋭ぃ先から逃れるよぉ　小さく身ぉ屈め

固く　動かずにぃる。。。　そんな様子ﾃﾞｽ

実ゎ蓮ゎ　ネット上でゎ　この絵に何度も遭遇してぃました

保存状態の良ぃこちらの絵ゎ　販売されてぃて

その情報ぉ　自由に見ることができるからﾃﾞｽ

ただ　まるで印象が違ぃます

実際に　目の前にする絵ゎ

灰色の　冷たぃ釘牢に屈む女の

鮮やかな 淡萌黄の着物が　かぇって切なさぉ増す　素晴らしぃものでした

(「灰色の」と書ぃて　少し違ぅな…　そぉ思ぃ　調べたところ

【錆鉄御納戸(さびてつぉなんど)】とゆぅ　日本の色ぉ見つけました)

引き込まれた蓮ゎ　随分と長ぃ時間

心に沁みるほど　その絵のぉ　眺めてぃました

そして　もぅ一枚。。。

それゎ　釘牢の絵と　同じ構図のもの。。。　(続く)

女今昔

 女が　男の心配ぉする。。。

それゎ　至極　当たり前のこと

ずっとずっと昔から

女ゎ　男の心配ぉして

それでも　しゃんと生きてきたのﾃﾞｽから

よもや

男に　女の心配などゎ・・・

つまらなぃ男にするだけﾃﾞｽ

ニックネーム

父ゎ　主でゎ　ぁりません

蓮も　奴隷でゎ　ぁりません

春兜京・蓮に　主従ゎ　ぁりません

主従が　何たるかも　ゎからなぃ蓮ﾃﾞｽが

それぉ　ときに　さらに　ゎからなくさせるのゎ

「奴隷」と　自らぉ称する女性の皆さまの　言動ﾃﾞｽ

その方々の「主さま」との関係性や　主従の形、在り方ゎ

それぞれ　信ずるところが　ぉぁりでしょぉし

部外者にゎ　けしてゎからなぃもの…

ただ　「奴隷」ぉ　名乗る女性の一部(一部でぁって戴きたぃ)に

蓮が　驚くよぉな発言ぉ　日々　繰り返される方も少なくなく

それぉ　目にするたびに

「奴隷」とゆぅ言葉が　どんどん　軽ぃものにしか　感じられなくなるのﾃﾞｽ

まるで　ニックネームか何かのよぉで

『捨てられたら呪ってやる！』

こんな言葉ぉ　目にしました

蓮ゎ　とてもとても哀しくなりました

新年初頭のご挨拶で　こんなことぉ言ってぃる方もぃました

『今年こそ自分に合ったご主人様を見つける！』

こぉなると　蓮ゎもぉ　ゎけがゎかりません。。。

Away Match

《おまえだけはいつもかわらん。 なんでやろなー。》

以前　父ゎ　蓮に よくそぉ言ってましたが

今ゎ　それにも　慣れた様子ﾃﾞｽ

父が　長年かかゎってぃて

そして　蓮にとってゎ　初めての地下プロレスでのショーの際も

出番前　蓮ぉ心配してなのか

変なテンションで　そゎそゎするのゎ　父の方でしたし

打ち合ゎせでゎ　蓮が先に立ってリングに向かぅ予定だったのに

リングアナにコールされた　今まさに歩き出す　とゆぅ直前で

《やっぱ！　オレ前歩くわ！》　と　段取りまで　変ぇるよぉな状況でした

結果的に　その日のショーゎ　父が　考ぇてぃたものよりも　ずっとぃぃものになってぃたらしく

ぁまり　褒められたことのなぃ蓮ﾃﾞｽが　最上級の褒め言葉ぉ　貰ぅことができました

緊張しなぃゎけでゎなぃのﾃﾞｽが 　緊張が　足ぉ引っ張らなぃのﾃﾞｽ

それに　以前ぁった父のサロンでゎ

1年半ほど　人様の前で　父に縛られてぃたのﾃﾞｽが

緊縛好きゎ　ぉろか

SM嗜好の方も　極々ひと握り　とゆぅ　“超アウェイ”　な環境での　見せ物でしたから

その時の　経験も手伝って

どんな場でぁっても

瞬時に　父との世界に入ることのできる　心体ぉ持つことに　なったのでしょぉ

《なんだか　楽しくなりそやな！》　と　父ゎ　言ぃます

今後も　アウェイゎ続くと　思ゎれます　たぶん

［画像0］

春兜京　の　名ぉ教ゎり

蓮が　携帯で検索すると　それらしきサイトに　行き着きました

(蓮ゎ　ＰＣぉ使ってぃませんでしたので　携帯から検索するしかぁりませんでした)

たしかにそこにゎ　【　緊縛師　春兜京　】　とゎ　ぁりましたが

その頃の父のBBS(日記)ゎ　緊縛につぃてなど　まったく触れられもせず

蓮が　読む気がなぃせぃからなのか

馴染みのなぃ　関西弁で書かれてぃることゎ　意味不明で

意味不明の　文章のぉしまぃにぁる　[画像0]表記のところぉ

恐る恐る　(ﾎﾝﾄーにぉそるぉそる)　ぽちっとすると

当時の蓮が　身の毛もよだつよぉな　画像ばかり出てきて

セックス嫌悪症が　さらに　悪化しそーだったり

それでもそれでも　【　緊縛師　春兜京　】　とぁるからにゎ　と

テンパりながらも　気ぉ取り直して

[画像0]　のところぉ

かなり頑張って　次々次々　ぽちっとしてゆくと

今度ゎ今度で

ちょっとぽっちゃりしたリリー・フランキーみたぃな　ぉっちゃんが

麦ゎら帽かぶってたり　便器から顔出してたり　…

《ぃったぃ　ここゎ　なんなのよ～(泣)》　と　騙されたよぉな気分だったのﾃﾞｽ

でもなぜか　諦める気にもならず

『緊縛』の文字ぉ　探し　『緊縛画像』ぉ　探し続ける蓮にゎ

その場所が

「自分ぉ知ることになる」

細ぃ細ぃ　重要な糸口になると　勘が　働ぃてぃたのかもしれません

そして。。。

やっとやっと　やっと見つけた　一枚の緊縛画像。。。

蓮ゎ　その日付ぉ覚ぇ ぁくる日からゎ　そこに直行して

毎日毎日　何度も　眺めてぃました

ぁ〜ん♡

　やっぱり〜ん♡

ATTITUDE

言ぃたぃこと　が　なぃゎけぢゃなぃんﾃﾞｽが

「言ぃたぃこと」　より　「やんなきゃぃけなぃこと」　のほーが　多すぎて。。。

それに結局

蓮にとって

「言ぃたぃこと」　よりも　「やんなきゃぃけなぃこと」　のほーが　大事だったりもするので

それがまゎりまゎって　自分ぉ大事にしてる…　　的な…

(蓮の大好きな　ぁの聡明な方との「言いたい事をハッキリ言える女性は、カッコいいし　自分を大事にしてる」とゆぅ　キーワードでの会話)

Rainy Day

車から降りて　まだ雨が降ってぃて

先に降りた蓮が　傘ぉさし

後から降りる父にも　蓮の持つその傘ぉ　傾ける

左斜め後ろぉ　ピタリとつぃて歩く　蓮ゎ

そのまま　父に　傘ぉ傾けた　まんまに

父ゎ　持ってぃる傘も開かず　そのまんまに

父の身体に　余計に　傘ぉぁずけるので

蓮の身体も　長ぃ長ぃ髪も　酷く　雨に濡れて

それでも　蓮ゎ　寒くゎなぃ