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美しぃ挿絵

「仙吉、この狐を縛るんだからお前の帯をお貸し。そうして暴れないように二人で此奴の足を抑えて居ろ」

 

私は此の間見た草双紙の中の、旗本の若侍が仲間ちゅうげんと力を協わせて美人を掠奪する挿絵の事を想い泛かべながら、仙吉と一緒に友禅の裾模様の上から二本の脚をしっかりと抱きかゝえた。

其の間に信一は辛うじて光子を後手に縛り上げ、漸く縁側の欄干に括り着ける。

 

「栄ちゃん、此奴の帯を解いて猿轡さるぐつわを篏めておやり」

「よし来た」

 

と、私は早速光子の後に廻って鬱金うこん縮緬の扱帯しごきを解き、

結いたての唐人髷がこわれぬように襟足の長い頸すじへ手を挿し入れ、

しっとりと油にしめって居る髱たぼの下から耳を掠めて頤(おとがい)のあたりをぐる/\と二た廻り程巻きつけた上、力の限り引き絞ったから

縮緬はぐい/\と下脹しもぶくれのした頬の肉へ喰い入り、光子は金閣寺の雪姫のように身を悶えて苦しんで居る。

 

(谷崎潤一郎『少年』(青空文庫より))

 

 

 

『釘牢』同様

その儚さ、美しさよ

 

 

 

 

 

 

 

 (形代縄 10/17 巣鴨にて開催)

 

 


滑稽


ふざけ半分面白オカシクされたのだろぅなとゆぅ行為に SMぉ感じたりゎしなぃんデスが

傍から見てどんなに面白オカシク滑稽に映ろぅとも

哀しぃほど

紛れも無くSMだったりもします

 

 

 

 

 


気の抜けなぃ


背縄の辺りぉ解ぃてたかと思ぅと 徐に身体ぉ持ち上げられ

仰向けの姿勢から勢ぃよく回されそのまま俯せに床に落とされることがぁりますが

どぅ受身ぉ取ろぅと酷く顎下辺りぉ打ち付けることになります

 

最後まで心の線一本だけゎ残すよぅ訓練されてゎぃますが

そぉでなければ 鼻か頬骨ぉ折るでしょぅ

 

 

 

 

 

 

 


忘れん坊♡


「オマエ!何でオレがこんな恰好してるかっ!て 言いたいんやろーっ○%&×■!?」

 

 

 

 

 


上書きされません


元彼の周囲にゎ常に複数の女の子が居ました

唯すぐに居なくなるので 顔触れも常に変ゎってぃました

 

色白で比較的痩せてぃる子が多く

そんな中蓮ゎ 誰よりも白く誰より痩せてぃました

 

蓮とゎ違ぃ性に奔放な子ばかりで

彼との行為の話ぉ互ぃにしてぃるのぉ只々聞ぃてぃましたが

みんな口ぉ揃ぇ 意外に普通でむしろつまらなかった と…

 

酷ぃことぉされてぃるのゎ蓮だけのよぅでした

 

 

 

 


真/まこと


公にし ご覧戴ける画像のそのほとんどゎ 『緊縛人形蓮』とだけ入れさせて頂ぃてぃます

 

縛り手が誰なのか… ことさら書き加ぇる必要も有りませんし

「誰か?」と聞かれたりもしなぃのも 真に女冥利に尽きます

 

 

 

形代縄 2017/10/17開催 巣鴨

 

 

 


古典緊縛


父が「古典緊縛」と称するものゎ 一見装飾的に見ぇる縄の運びの

その一本たりとも

無駄な縄ゎぁりません

 

全てが 縄掛けされる者ぉ苦しめ、又覚悟させる為の縄でもぁります

 

高手に捻られた瞬間 蓮ゎ恐ろしさに身震ぃし しかしながら覚悟ぉもって臨んだのデス

 

 

 

 

 

 


痴れ者夢ぉ説く


男のマゾゎ文学に生っても

女のマゾゎなかなかそぅもゆかなぃ

 

使ぇる穴が一つ多ぃだけに

業が深ぃから だろぅ

 

 

 

 

 


寂として声なし

秋波 送ることなく

 

 

 

 

 

 


縄ぉひく


父が縄ぉひくので 蓮の手首にゎ消ぇなぃ痣がぁります

 

物凄ぃ勢ぃで 手荒に縄ぉ解ぃて

何か楽しぃ事でも思ぃつぃたか 蓮の顔ぉ覗き込みニヤリとすると

太股に深く食ぃ込む幾重かの縄ぉ力任せにそのまま諸共 蓮の足から強引に引き抜きました

 

裂傷のよぅになったところからゎ暫く血が止まらず 10日程経った今もこんな有様デス

 

縄ぉひぃてゎぃけません