「女っていうのは、男を愛してくるってぇいうと、だんだん男を包みたい、最後の一滴まで絞るようなセックスに変わってくるんだよ。 淫乱でそうなってくるんじゃなくて、愛しているからそうなってくる。」
「ああ、もう、あたしぃ──いやっ、いーっ、いーっ。 なんてうなりだした時、中が欠伸して、洞窟になっちゃうなんてのもある。 肉がぶわっと壁にくっついちゃう。」
「サーカスのテントのドームみたいになって、オートバイでぐるぐる、ぐるぐる回る曲芸ができるぐらいの壁になっちゃって、ドームの真ん中で麻雀なんかしているような女の人もいるんだ。」
「そのうち、その壁がだんだんちっちゃくなっていって、巾着みたいになっちゃって、
その中に入ったらもう生きて出られねぇんじゃねぇか、って変わってくる。」
「助平、淫乱だからじゃなく、その男を愛しているからそうなるんだ。男の命の泉の一滴まで絞りとろうとする女の本能は凄いぜ。」
『偶然完全 勝新太郎伝』より
父と同じよぅなことぉ言ぅな…と
女ぉ知ってる男の実感なのでしょぅね