『処刑そのものより　死後の亡骸の処遇に罪の重さぉ科すところ等ゎ

残酷な中でも　日本人の持つ“恥”の文化ぉ　感じたりします』(「二ツ橋刑場」より)

 

 

 

梟首、刎首、死罪、

 

この三つの　生命刑に共通してぃる　直接的な　処刑のその手段ゎ

“首ぉ斬り落とす”　とゆぅ　行為ﾃﾞｽ

 

「拷問」「処刑」ゎ

必ずしも　公事方御定書に則って　厳密に行ゎれてぃたゎけでもなぃよぅなのﾃﾞｽが

“斬首刑”につぃて　大方のあらましぉ　記してぉきましょぅ

 

 

 

死罪の刑場ぉ「切場」という

囚人ゎ　牢屋から呼び出され　牢屋改番所ぇ…

掛り諸役人が並び　本人でぁることを確認

検使が　宣告文を読み聞かせてから　斬首場ぇと引き出す

 

入り口で　目隠しをする

半紙二つ折りぉ　細い藁縄で　頭の後に結ぶ

打役四人が先行し　囚人ゎ縄のまま　非人三人に押ぇつけられて引かれる

 

囚人ゎ　切場の前の筵の上に　膝ぉまくって座らされる

非人が囚人の肩に掛けてぁる縄ぉ切り　首ぉ下げさせ肌をぬがせ

囚人の両肩を露ゎにして　顔に手ぉぁてて首ぉ伸ばさせる

 

 

 

これぉ合図に　首打役ゎ

「まだ間があるぞ」と　言ぃながら　一気に首ぉ斬り落す。。。

非人ゎ　もぉ首のなぃ　死体ぉ抱ぇ込んで

それぉもみながら　溢れだす血ぉ手早く　切場の前の血溜りに流し出す