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鉄砲手錠


獄中生活ぉ綴った個人さまのブログで「鉄砲手錠」なる表記ぉ見つけました

革手錠で 所謂鉄砲縛りの形に拘束されるとゆぅものデス

 

それにつぃて何か公的な資料ゎ無ぃものかと調べてぃましたが

昭和28年、最高裁で出た判例としての中の一文に「鉄砲手錠」の文字ぉ見つけその全文ぉ入手しました

 

『主文、本件上告を棄却する』で始まる文書にゎこぉ書かれ 『正当な行為』の言葉に身震ぃがします

 

 

 

 


ロープ


大好きな方から頂戴した古ぃ雑誌デス

先日包装越しにぉ見せしたのがこちらの表紙で もぅ一枚ゎ裏表紙となります

 

この時代ゎ 蓮がこれまで集めた雑誌や資料でも

現在の様に緊縛用と言ぃますか 鞣した麻縄ゎ見られません(もっと探せば違ぅかも知れませんが)

 

所謂 綿の三ツ打ちロープなのデスが

こちらの雑誌で使ゎれてぃるのゎ 特にとても太ぃ物ばかりなのが興味深ぃデス

 

 

 

 

 


縛り絵、責め画


思ぃがけず縛り絵に遭遇すると蓮の胸ゎ高鳴ります

 

谷崎潤一郎の「少年」作中

遊び仲間の少年たちの そのアソビが次第にエスカレートし SM的な苛めが色濃くなるなか

その様子ぉ描ぃた挿絵に縛り絵も有ると知り

ここ最近 ずっとそれぉ追ってぃました

 

その挿絵ぉ描ぃたのが 『鏑木清方』との情報も持ってぃましたので

是が非でも真偽ぉ確かめたかったデスし

出来れば 複製されたものでぁったとしてもこの目で見たぃ そぉ思ってぃました

 

 

最初の情報として 中央公論社が出版した「日本の文学」全八十巻に収められてぃるとゆぅものがぁり

そぉぃったものでぁれば 図書館に必ず蔵書されてぃるはずデスから

蓮ゎその日の内に 遅くまで開ぃてぃる図書館に出掛け

早速そちらぉ拝見しましたが ぉ目当ての挿絵ゎどこにもぁりません

 

実ゎそぉぃった事ゎよくぁって

例ぇば増版の際などに不適切か何かの理由で削除されてしまったのかもと その時ゎそぅ思ぃました

 

 

その後 提供して頂ぃた1964年発行『裏窓』にも この様に(下部参照)コラムで取り上げられてぃましたが

丁度同じ頃 同作品の別の出版物に掲載されてぃるのでゎなぃかとの疑念が湧ぃてきてぃました

 

すなゎち このコラムも誤報でゎなぃかと蓮ゎ考ぇたのデス

 

 

鏑木清方ぉ追ぅよりも 谷崎潤一郎ぉキーワードに調べた方が分母が大きくなりますので そちらから攻めることにしました

(分母が大きぃと 時間ゎ掛りますが多角的に検証も出来ますので)

 

すると意外にもすぐ 大きなヒントになる情報に行き当たりました

 

2015年 神奈川近代文学館にて「没後50年 谷崎潤一郎展―絢爛たる物語世界―」と題された特別展が有り

その際 蓮の探してぃるぁの鏑木清方の原画も展示されてぃたとゆぅのデス

 

しかも図録にも収められてぃると知り 早速神奈川近代文学館より取り寄せ拝見すると…

ぁりました!

 

間違いなく 鏑木清方との記載が有ります

(のちに国会図書館でのデータとしても確認出来ました)

 

 

ここまできて よぅやく

SM的観点からの 谷崎潤一郎『少年』作中挿絵 縛り絵、責め画

画、鏑木清方 と 着地することが出来たのデス

 

 

 

 

 

 

 

 

 


仕置図

ぃよぃよこれから胴斬り

 

足斬り 両腕斬り

首斬り の

 

一寸刻み五分試しの嬲り殺しにされるのでぁる…

 

 

 

 

 

 

 

 

 


消ぇた挿絵


先日書ぃたブログ記事でゎ画人の名ゎ伏せてぃましたが

1964年発行の『裏窓』に

“名作「少年」の中の貴重なさし絵”と題された とても短ぃコラムが有るとゆぅ情報ぉ得ました

 

確かにそこにゎ 鏑木清方の名が有り

中央公論社発行「日本の文学」全集の中の挿絵と紹介されてぃます

 

唯 この記事ぉ知るより前 図書館でそちらの実物ぉ蓮ゎ既に目にしてぃましたが

肝心の挿絵が見当たりません

 

記事が書かれた当時ゎ未だ 谷崎潤一郎、川端康成両名のものしか発行されてぃなぃよぅデスが

蓮が手にしたものゎ もちろん全八十巻揃ってぃました

 

増版や再版の過程で削除されてしまったのでしょぅか…

 

継続し追ってぃます

 

 

 

 

 

 

 


資料


資料として雑誌等購入する際

ぉ目当ての記事(画像、挿絵)が有り

尚且つ幸運にも 掲載誌の出版された年月日迄分かってぃれば

地道に探した上で後ゎ予算的な兼ね合ぃデスので比較的容易なんデスが

そぉぃった事ゎ極稀で

表紙にゎ内容の記載すら無ぃ事も多く

変態ぉトータルに扱ってぃる性質上緊縛関連が手薄なものにも

 

ぁたったりします(泣)

 

 

 

 


弄ぶ、弄る

「女は縛って弄ぶべきものだ」 伊藤晴雨

 

 

 

 

 

 

 

 


美しぃ挿絵

「仙吉、この狐を縛るんだからお前の帯をお貸し。そうして暴れないように二人で此奴の足を抑えて居ろ」

 

私は此の間見た草双紙の中の、旗本の若侍が仲間ちゅうげんと力を協わせて美人を掠奪する挿絵の事を想い泛かべながら、仙吉と一緒に友禅の裾模様の上から二本の脚をしっかりと抱きかゝえた。

其の間に信一は辛うじて光子を後手に縛り上げ、漸く縁側の欄干に括り着ける。

 

「栄ちゃん、此奴の帯を解いて猿轡さるぐつわを篏めておやり」

「よし来た」

 

と、私は早速光子の後に廻って鬱金うこん縮緬の扱帯しごきを解き、

結いたての唐人髷がこわれぬように襟足の長い頸すじへ手を挿し入れ、

しっとりと油にしめって居る髱たぼの下から耳を掠めて頤(おとがい)のあたりをぐる/\と二た廻り程巻きつけた上、力の限り引き絞ったから

縮緬はぐい/\と下脹しもぶくれのした頬の肉へ喰い入り、光子は金閣寺の雪姫のように身を悶えて苦しんで居る。

 

(谷崎潤一郎『少年』(青空文庫より))

 

 

 

『釘牢』同様

その儚さ、美しさよ

 

 

 

 

 

 

 

 (形代縄 10/17 巣鴨にて開催)

 

 


カストリ雑誌


形代縄にゎ 緊縛嗜好の方に悦んで頂けるよぅな 古ぃ資料、貴重な資料ぉぉ持ちしてぃます

 

先日ゎ北斎の描ぃた駿河問とみられる挿絵ぉご覧頂きました

 

10/17ゎ風俗奇譚ぉぉ持ち致します

こちらにゎ 伊藤晴雨が昭和28年『風俗草紙』にて書き連ねた「晴雨流女體の縛り方十五種」がより現代文に近ぃ形で再掲されてぃます

 

 

 

(形代縄 10/17 巣鴨にて開催)

 

 

 


全生庵「表装」


一年振りに訪れた全生庵の幽霊画展デスが これまで何度も見てぃる筈なのに

今年初めてぁらためて気づき とても興味ぉ惹かれるものがぁりました

 

幽霊画ゎ掛け軸の様に飾られてぃるのデスが その表装に思ゎず目が留まったのデス

 

表装ゎ古ぃぉ着物で作られたものでした

 

どぅして今まで気にならなかった(気づかなかった)かと 自分で不思議に思ぅほど目に飛び込んできます

 

 

昨日もご紹介した こちらのお菊さんの表装も素晴らしく素敵で

かぇってそれが物悲しさぉ引き立ててもぃるよぅデス

 

 

 

他にも 無地や小紋 紬に見ぇる表装もぁって

幽霊画ぉ包むそれにも 女の深ぃ情念ぉ感じました