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水魔


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水魔 。。。

 

 

 

溺れても ぃぃ 。。。

 

 

 

 

 

橘小夢「水魔」


三行半


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江戸時代 庶民の間で

離縁状のことぉ 三行半と言ぃ出した その由来で一番有力なのゎ

出される暇状(ぃとまじょぅ)が 三行だったから とゆぅものデスが

他にも 諸説ぁるよぅデス

 

 

蓮が 拷問刑罰につぃて書く際など

度々こちらでも ご紹介してぃる 『公事方御定書』

 

その公事方御定書でも 離縁状ゎ「離別状」として

きちんとした法律として 定められました

 

 

 

公事方御定書下巻第四八条(密通御仕置之事)の中に

 

同(寛保二年極)

一、離別状遣わさず、後妻を呼び候もの

所払、但し利欲之節を以之儀に候はゞ、

家財取上げ江戸払、

従前々之例

一、離別状取らず、他へ嫁し候女

髪を剃り親元え相帰す、但し、右之取

持いたし候もの過料、

一、離別状これ無き女他え縁付け候親元

過料、但し、引取之男、同断、

 

 

とぁり

規定によれば 離別状ぉ受領せず再婚した妻ゎ 髪ぉ剃って親元ぇ帰され

また 離別状ぉ交付せず再婚した夫ゎ 所払(追放)の刑に処されました

 

 

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「釘牢」その後


(「釘牢」につぃてご存じなぃ方、蓮が以前書ぃたブログ記事ぉ読みでなぃ方ゎ 先ずゎ こちらからご覧頂くことぉ ぉ奨めします)

 

釘牢【一】 http://kir022829.kir.jp/ren/?p=3709 (蓮サイト内記事)

釘牢【二】 http://kir022829.kir.jp/ren/?p=3720 (蓮サイト内記事)

 

 

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BunkamuraGallaryにて 開催されてぃた

『竹久夢二と伊藤晴雨 ~大正ロマンへのノスタルジー~』

 

そちらでの

「釘牢」そして「新年」

 

 

伊藤晴雨の この二つの原画ぉ 直に拝見してみて 湧き上がった疑問と

 

それぉ確認したぃが為に 蓮がとった行動につぃてゎ ぉ読み下さった通りデス

 

 

ただ その後の成り行きがもちろん気になるのも

これゎもぉ 蓮の性分デスから

 

正式に きちんとした形で 確認できるまでゎ… と 随時 見守ってぃました

 

 

丁度 その絵ぉ 所有する

ぁの日の蓮からの電話ぉ “変な客から” ナドと思ゎず対応して下さった 有名古書店から定期発行されてぃる 古書目録の最新版が

3月になれば 出ることも知ってぃましたので

掲載がぁるかゎ ゎかりませんでしたが とりぁぇず 手に入れるつもりでした

 

 

そして…

 

ぁりました

 

「釘牢」デス

 

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ぁの日 「新年」と タイトルが付けられてぃた 枯色の着物の方も

「釘牢」として 目録に掲載されてぃます

 

 

蓮がぁの日 言ぃださなくとも

ぃつかゎ 修正されてぃたに違ぃぁりませんが

大好きな晴雨に ほんの少し関ゎれたよぉな そんな気がしてなりません

 

 

一つ残念なのゎ

 

蓮が将来 必ず手元に置きたぃと思ってぃた

 

淡萌黄の着物の娘が 冷たぃ 錆鉄御納戸色の釘牢に項垂れる

元々の「釘牢」 その絵ゎ

もぅすでに 人手に渡ってぃました クスン

 

 

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伊藤彦造展「夫唱婦随」


(以前書きましたこちらの記事…『サムライ絵師』も 合ゎせてぉ読み頂けたら嬉しぃデス)

 

 

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東京、根津の 弥生美術館にて開催中の 伊藤彦造展デスが

挿絵として描かれた 沢山の作品以外にも

 

構図決めのために モデルぉ立たせたぉ写真や

伊藤家で 実際使用されてぃた家財道具まで と 多岐に渡ってぃて

 

来場者の 幅広ぃ興味ぉ受けとめられるよぉな 魅力ぁる展覧会となってぃます

 

 

新聞の連載小説が そのままファイリングされ 自由に手に取って読める物などゎ

彦造の挿絵とともに 例ぇば 行友 李風が生き生きと描写する

捕縄名人の 縄さばき

仕置場面で 吊り責めにぁぅ様子なども 書かれてぃますので

 

蓮ゎ 伺ぅたび そこにぁる椅子ぉ陣取り

長々と 目ぉ通してぃました

 

 

また 彦造の人となり

家族や 暮らしぶりにも触れた展示も多く

それに関するぉ写真も 多数見ることができるのデスが

 

その中に 素敵な一枚がぁりました

 

日本髪ぉ結ぃ ぉ着物姿の 後ろ向きの女性のぉ写真デス

 

モノクロのそれゎ 彦造の奥さまの後ろ姿で

ぉ写真に添ぇてぁる 奥さまの言葉として

 

『「夫唱婦随」と言いますか、亭主関白ですね。古いものを大事に考えています。ただ新しいものも、人一倍気に掛けますが。』

 

正確でゎぁりませんが そのよぉなことが 書ぃてぁりました

 

 

後ろ向きの 奥さまのぉ写真ゎ ぉ着物に ぉ太鼓に帯が結んでぁり

そのぉ太鼓の部分に 彦造が描ぃた絵のぁる

世界に二つと存在しなぃ とても素敵なものデス

 

 

世界に二つと存在しなぃもの…

 

 

蓮にも 戴ぃた大切なものがぁります

 

 

 

伊藤彦造展ゎ こちらのインターネットミュージアムでも 概要ぉご覧頂くことができます

 

 

 

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伊藤彦造展「ぉ目当ての絵と狸縛りと」


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ぉ目当ての絵がぁり

実ゎ もぉ 三度訪れてぃます

 

【 生誕110年

降臨!神業絵師 伊藤彦造という男 ペン一本で極めた挿絵道 】

 

 

その絵にゎ 初めてネット上で目にしたときから 強く惹かれるものがぁり

伊藤彦造のことも その時に初めて知ったくらぃでしたので

 

興味の根源に 縛り、折檻、拷問、刑罰 がぁる 蓮デスから

元々の 長年に渡っての伊藤彦造ファンの方とゎ

どぉしても 着眼点が違ってしまぅかもしれません

 

 

不思議なことに ごく最近から 蓮の好きなその絵ゎ

どんなに検索ぉしても ネット上に表れなくなりました

 

忽然と 消ぇてしまったのデス…

 

それで その絵見たさに もぉ三度も 訪れてぃるのです

 

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一番右の。。。

 

縛られ 手拭ぃで猿轡ぉされ

迫る火の粉と煙の中 こちらに眼差しぉ向ける娘。。。

 

 

それゎそれゎ 本物ゎ とても素晴らしく

けして 大きくゎぁりませんが 圧倒されるよぅな迫力がぁります

 

 

その絵に惹かれ 再訪 再々訪してぃる蓮デスが

行くたびに 「ナゼかしら…?」

そぉ思ってぃることが 他の絵につぃてデスが ぁるのデス

 

 

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SMpediaの 伊藤彦造のページにもぁる こちらの絵ゎ

刑罰の絵図三態ぉ 描ぃた内の一枚 と 知ってぃますが

 

もちろんこちらも ぜひ 見たかったものでゎぁるのデスが

 

付けられてぃたタイトルに 驚き

何だか 釈然としなぃものがぁります

 

 

この絵ゎ 『駿河問い』と 表記されてぃます

 

『狸縛り』にしか 思ぇません…  それも正調の…

 

 

 

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上巳 吊るし人形


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禊祓ぃとして用ぃられた 人形(ひとがた)デスが

 

男女のぉ対のものぉ 遊具として用ぃる風習も

ぃつの頃からかみられるよぉになりました

 

 

その人形…  「ひいな」ぉ用ぃてする 『ひいな遊び』

上巳の節句と結びつき 日本での 雛祭りの原型になったとも言ゎれてぃます

 

 

雛祭りで飾られるものと言ぇば

段飾りになってぃる 雛人形が 最もポピュラーデスが

一部の地域にゎ 『つるし雛』も存在してぃます

 

 

今の東京にゎ その風習ゎ残ってぃなぃのデスが

昨年 たどり着ぃた資料で

 

“深川からのお客さまが その方のご実家に代々伝わる古いつるし雛を寄贈して下さった”

との 表記ぉ見つけ

 

 

ぉ江戸下町でも 高価な雛飾りぉ買ぇなぃ 庶民の間に

『つるし雛』の風習が ぁったのかも知れません…

 

 

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緊縛吊るし人形蓮

 

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『勃起しない写真』カフェ百日紅にて


雪…  それも 何十年に一度とゆぅ 大雪に見舞ゎれた ここのところの東京でしたので

予定してぃた訪問日ぉ だぃぶ先送りにして

昨日 やっと こちらに伺ってきました

 

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Shin3.   Fetish & Bondage Photo Exhibition 「Sylvan (Small Box V)」

 

 

会場となった カフェ百日紅にぉ邪魔するのも

同じ作家先生の 前回の個展「Sylvan( Small BoxⅣ)」以来のことで

和服姿の 美しい女店主が 一年前と同様 柔らかぃ微笑みで 迎ぇて下さぃました

 

 

さて 作品でぁる ぉ写真ぉ拝見して

先ず蓮が 真っ先に興味ぉもったのゎ 女性たちがぃる その空間デス

 

実ゎ 今回だけでなく 先生の作品の舞台となる 閉じられた空間ゎ

これまで発表された中の 一部のぉ写真以外ゎ

 

異質と異質。。。 同時に存在するのが 実際にゎ難しぃ 物と物とで構成されて

 

東洋でも西洋でもなく (東洋でも西洋でもぁり)

過去でもぁり 未来的でもぁり

 

それらが混然となって その場所ぉ作りだしてぃるのデスが

 

それゎ 空間のみならず

女性に施される拘束具から モデルの方のチョイスまで 一貫したものぉ 蓮ゎ感じます

 

それだけに 先生の作品ゎ 常に

100人ぃれば100通りの像が 見る側の脳内に 焦点ぉ結ぶことでしょぉ

 

デスから 蓮が こちらにぁれこれ書くのも さほど意味がぁりません(笑)

 

とくに 女性の方にゎ ぜひ 直接ご覧頂きたぃと思ってぃます

 

 

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「前にね 『勃起しない写真』 そう言われたことがあったんですね」

 

先生が ぃたずらっ子のよぅなぉ顔で 蓮にそぉぉっしゃぃます

 

それに対しての 蓮のぉ返事に 先生ゎ 嬉しそぅに笑って下さったのデスが

なんてぉ返事したのかゎ まだ会期中とゆぅこともぁりますので

今日ゎ まだ秘密にしてぉきます

 

 

Shin3.   Fetish & Bondage Photo Exhibition 「Sylvan (Small Box V)」

2014年2月6日(木)〜3月3日(月)

カフェ百日紅 http://medamadou.egoism.jp/hyakujitukou/

14:00~23:00 火、水曜定休日

 

 

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(こちらゎ 春兜京・蓮の画像デスので 百日紅に展示ゎござぃません)


桜ゎ床の間に活ける物に非ず


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私は 女というものを、侮辱するのでは無いが、

無関係の間は 十対十のものが、

肉体関係が生じた時は、

男十女六といふ様な数字が出て来るので無かろうとも考へる。

これは私一人の自分勝手な人生観かも知れないが、

折らぬ内こそ高嶺の花、

桜は床の間に活ける物に非ず、

プラトニックでなど所詮は空想論。

女にウンとだまされて尻の穴の毛迄抜かれれば、

其次は女をだます事が出来ると、誰やらがいつたのを覚えて居る。

 

 

 

 

 

『人間探究』第21号(昭和27,1)~第30号(昭和27,10)

伊藤晴雨、今昔○談「ぼくのおもいでばなし」(○ゎ竹冠に愚の創作文字) より

責め場モデル探遊録~モデルを探ねて四十五年~

 

 

 

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九相図


九相図とゎ

ぅち捨てられた死体が朽ちてゆく経過ぉ

九段階にゎけ 描ぃた仏教絵画のことデス (昨日のブログ参照)

 

 

resize1287 (鎌倉時代に描かれた九相図)

 

 

 

 

生前の様子ぉ描ぃたものや 亡くなってすぐの「新死相」と呼ばれるもの

それらぉ 九相に さらに描き加ぇたものや

 

「骨相」ぉ 二つとして分けたもの

 

また 「焼相」が なぃものなど

 

描かれ方にゎ 幾通りかの 形がぁります

 

 

 

 

「脹相」 死体が 腐敗によるガスの発生で内部から膨張する

「壊相」 死体の腐乱が進み 皮膚が破れ 壊れはじめる

「血塗相」死体の腐敗による損壊がさらに進み 溶解した脂肪・血液・体液が体外に滲みだす

「膿爛相」死体自体が腐敗により溶解する

「青瘀相」死体が青黒くなる

「噉相」 死体に虫がゎき 鳥獣に食ぃ荒らされる

「散相」 以上の結果 死体の部位が散乱する

「骨相」 血肉や皮脂がなくなり 骨だけになる

「焼相」 骨が焼かれ 灰だけになる

 

 

 

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伊藤晴雨の「九相観」

  • 2014年02月11日

蓮の手元に 『美人乱舞』が ぁります

 

 

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1997年、弓立社発行の物 『美人乱舞 責め絵師伊藤晴雨頌』なので

古ぃ字体の漢字にも ルビがふってぁって 学の無ぃ蓮にでも 読み解くことゎ可能デス

 

 

ぉ写真も とても素敵で 幾度となく 繰り返し繰り返し 目ぉ通してぃるのデスが

 

ただ 1932年(昭和7)に 粹古堂書店から出された オリジナルの『美人乱舞』から転載された

晴雨の挿絵、責め画無残絵 果てゎ 鮎の写生から 女湯の様子まで の

その絵がぁまり鮮明でなく

 

細かぃ部分が 少々ゎかりにくぃこともぁって

 

詳細ぉ 知りたぃときにゎ

公開されてぃる 国立国会図書館デジタルコレクションでの『美人乱舞』ぉ 参照してぃます

 

 

 

晴雨ゎ その中で「九相図」も 描ぃてぃます

 

 

「九相図」ゎ ぅち捨てられた死体が朽ちてゆく経過ぉ 九段階にゎけ 描ぃた仏教絵画

晴雨ゎ 小野小町が朽ち果てる様子ぉ 描ぃてぃます

 

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“小野の小町の死相を描けるものに九相観といふものあり、所謂美人の皮一重凡夫の迷ひをさまさせんとする釋氏の魂胆ならんも実は美人と△△したきは凡人も亦非凡人も等しく望む所にして一寸先は闇の世の中さあさ浮いた/\”

 

 

 

「九相図」でゎ (基本的に男性でぁる)仏僧の

煩悩の対象となる 女性の死体

それも 美女が題材とされるのが通例で

 

死体の変貌の様子ぉ眺め 観想することぉ「九相観」とぃって

物事の本質ぉ深く捉ぇる為の 修行なのだとぃぃます

 

 

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京都の左京区のぉ寺さんに『小野小町九相図』の掛軸が 現存してぃるそぉで

そちらの作者につぃてゎ 今のところ 資料がぁりません

 

 

 

 

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